モザイク総会報告

モザイク第15回総会は、6月8日(日)午前10時から富田林市立中央公民館別館和室にて行われました。当日は、普段なかなかお会いできない会員も含めて11名が出席しました。
最初に代表から、最近の格差社会の中で、その生きにくさが外国人市民にどれだけ影響を及ぼしているか懸念していること、地域における多文化共生プランの策定が進んでいることなどの挨拶があり、続いて2007年度の活動日誌、活動報告、会計報告、2008年度の活動計画、予算案が提案されました。
今年度は、社会全体の厳しい経済情勢の中で、新たな事業として「モザイク緊急資金貸付事業」の実施が提案され、議論もその内容に集中しました。貸付対象や焦げ付きの場合の対応など、さまざまな議論がありましたが、これまでの事例からこのような事業が必要であることは全員認識が一致し、今年度試行的に実施することを確認しました。今後、実際に運用しながら会員の意見も聞き、改善をしていくことになりました。
最後に2008年度の運営委員を承認し、総会を終えました。ご出席いただいた会員の皆さんお疲れ様でした。




ご挨拶  (モザイク代表)

会員の皆様には、いつもモザイク活動へのご理解とご支援をいただき、ありがとうございます。

昨今、日本社会、大阪府下での状況変化に伴い、経済格差の拡大やセイフティネットのほころびなど、「生きにくさ」がひたひたと迫ってくるのを感じておられる方も多いのではないでしょうか。
今年でモザイクが発足して14年目に入りました。現在、日本での外国人登録者数が215万人を突破しており、南河内地域でも外国人市民が増加してきたことを実感しています。外国人市民にも「生きにくさ」がどれだけ影響を及ぼしているか懸念を感じます。
このような状況を背景に、今回、外国人市民への緊急資金貸付事業を提案させていただきます。どうぞご審議ください。

現在、2006年に総務省が策定した「地域における多文化共生推進プラン」をもとに日本の各自治体でも次々に施策推進のための指針やプランが出されているところです。生活者としての外国人市民への施策の必要性が、日本各地で認識されつつあると言えるでしょう。
この時期に、モザイクでは、設立当初に行政に出した「要望書」を見直し、到達点と課題を明らかにし、改めて政策提言として出す予定で、現在も続行中です。

小さな歩みを続けているモザイク活動です。
今後とも皆様のご支援をお願いいたします。