今夏、ネパールへのスタディツアーに参加したUさんからのお知らせです。


「もっと知りたいネパール講座」第一回
〜ネパールの社会構造と開発について考える〜

世界の屋根、ヒマラヤに位置するネパールは、数多くの民族が共に暮らしている多様性の国です。エベレストや多くの国立公園をはじめとした美しく雄大な自然や、自然と共に生きる人びとの素朴な暮らしは、数多くの外国人を魅了し続けてきました。しかし、社会には貧困・差別・汚職がまん延しており、数多くの人びとが厳しい暮らしを強いられています。

2006年には、10年間続いた反政府武装闘争(マオイストによる人民戦争)が終結し、今年4月には新しい憲法を制定する制憲議会が開かれました。そして、230年間続いた王制が廃止され、共和制に移行。女性、先住民族、被差別カースト、性的マイノリティなど、長年抑圧を受けてきた少数派の人びとも参加して、「平等社会」に向けた新しい国づくりが行われているところです。

このワークショップでは、長年ネパールの農村の人びとと共に地域開発に関わっているカマル・フヤルさんを迎え、現在のネパールについて、そして差別を生み出す社会の仕組みや「開発とは何か」について学びます。ネパール、参加型のコミュニティ開発、NGOに関心のある方、どなたでもお越しいただけます。奮ってご参加下さい。

講師:カマル・フヤルさん(参加型開発ファシリテーター、ネパール・フルバンチャル大学教員)

日時:2008年11月8日(土)19:00−21:00(開場18:30)
会場:伊丹市立文化会館いたみホール)大会議室
(阪急伊丹駅より徒歩3分、JR伊丹駅より徒歩8分)
兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目1番3号

地図:http://hccweb1.bai.ne.jp/itamihall/
定員:50名(先着順)
対象:テーマに関心を持つ人
使用言語:英語(日本語の随時通訳あり)
参加費:1000円

主催:サマンタ(反差別草の根交流の会)
兵庫県伊丹市堀池3丁目1−22 NPO法人伊丹人権啓発協会気付

問合・申込先:お名前と連絡先をメールもしくはお電話にてお知らせ下さい。
サマンタ(担当:山本)
(Eメール)samanta_sgid@yahoo.co.jp
(電話)090-6553-6515

<講師紹介:カマル・フヤルさん>
1965年ネパール、カトマンドゥ生まれ。学生時代からイギリスの開発協力NGOの現地スタッフとして農村住民と共に活動。現在はフリーの参加型開発ファシリテーター、大学教員として数多くの住民参加型の地域開発事業にかかわる。その手腕には定評があり、ネパールのみならず、日本及び海外の国際協力ワーカー対象にも数多くの研修を行うなど、国際的にも最も優れた参加型開発ファシリテーターの一人として知られる。